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モトネタログ

日本語ラップのサンプリングネタを探し続けるブログ。

日本語ラップのサンプリングネタについて詳しく考察していくブログです。



Rhymester / B-Boyイズム (1998) 元ネタ サンプリング 声ネタ

声ネタ 日本語ラップ 元ネタの旅 Rhymester 90年代 Mummy-D

Rhymester / B-Boyイズム (1998) 

 

サンプリングされた曲:
Jimmy Castor Bunch / It's Just Begun (1972) (サンプル箇所は動画の0:00)

Dick Hyman / Give It Up or Turn It Loose (1969) (サンプル箇所は動画の0:00, 1:50?) 

Beside / Change the Beat (1982) (サンプル箇所は動画の3:39)

K Dub Shine / ラストエンペラー (1997) (サンプルは動画の1:20)

 

今回は日本語ラップ史に残る名曲中の名曲のサンプリングについて書きます。
RhymesterのB-BOYイズム (1998)!!
アクセス数稼ぎにやってる?あぁそうさ、俺にはプライドなんてねぇ!

茶番はともかく、こんな偉大な曲なのに意外とちゃんと元ネタをリストアップしてるサイトが少ないんで自分で少し調査してみました。サンプルは一つか二つ抜けている可能性はあると思います。もしもっと知っているよという方がいらっしゃったら連絡ください。

B-BOYイズムはMR. DRUNKことMummy-Dプロデュース。Rhymesterの代表曲であり、今でも老若男女のヘッズをロックさせる日本語ラップのシンボル的作品。98年に発表され、ライムスターの3rdアルバム、リスペクトに収録。REMIXにはMr. Drunkプロデュースの80's mixとパチアツRemix (アナログのみ)があります。

まず、B-BOYイズムのサンプルというと、Jimmy Castor BunchのIt's Just Begunのことを話す方が多いと思います。ただこれってちゃんと聴くと実際にサンプルされているのはIt's Just BegunのイントロのみでB-BOYイズムではこのサンプルをイントロで使用。インパクトがあるサンプルであるのは間違いないのですが、B-BOYイズムのメインのサンプルはメインループ、HOOKで使われているDick HymanのGive It Up or Turn It Loose (1969)。

この曲のイントロの電子音?(なんの音ですかね?)をB-BOYイズムのヴァースのメインループに使い、上の動画の1:50秒地点のエフェクト入りの電子音をB-BOYイズムのHOOK部分に使っていると思います。しかし69年の作品なのにすごく斬新な音ですよね。これ。
またネットではBeginning Of The EndのFunky Nassau (1971)が使われていると書かれているサイトをよく見るのですが、自分が聴く限りサンプリングはされてないと思います。というのもこのDick HymanのGive It Up or Turn It LooseはJames BrownのGive It Up or Turn It Looseのカバーなんですよね。で、Beginning Of The EndのFunky NassauでのベースラインはそのJBのGive It Up or Turn It Looseをサンプリングしたものなんです。なので同ネタの繋がりはあるのですが、B-BOYイズムではサンプルされていません。

B-BOYイズムのヴァースでMummy-Dがキックインする所で入るスクラッチの声ネタの正体は、Beside / Change the Beat (1982)のアウトロのTHIS STUFF IS REALLY FRESH!の声。Change the BeatはFab 5 Freddy名義でアナログカットされているのですが、そのアナログのB面にBesideというフランス語の女性ボーカルversionのChange the Beatが入っていて、そこからサンプルされています。これもヒップホップ界で愛され続けてるサンプルの一つで80年代はもちろん、今でも色んな楽曲で使われています。

最後に3ヴァース目のMummy-Dのヴァースの途中(上のPVはこのサンプルがキックインする直前で終わるw)に入る「自分が自分であることを誇る」の声ネタはみんな大好き?K-DUB SHINEことコッちゃんのラストエンペラーのHOOKからサンプル。この頃のKダブさんは細くてなんかカニエ・ウェストっぽく見えるなぁ。

これらのサンプルの他に2ヴァース目の宇多丸師匠の「俺たちだけ聴こえる特殊な電波」の後の声ネタやもしかしたらビートにも元ネタがあるかもしれませんが、それらの元ネタは見つけられませんでした。

ヒップホップの王道的なネタ使いもやりつつマイナーなネタでも攻めていく感じ。トラックを解剖するとトラックにも色んな層のリスナーをロックさせる要素が散りばめられているとわかりますね。

 

おまけ:
Coma-Chi / B-Girlイズム (2009)

B-BOYイズム

B-BOYイズム

  • RHYMESTER
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 B-BOYイズムEPのカバーはよく見たらRUN DMCのKING OF ROCKのカバーサンプリングですね。

It's Just Begun

It's Just Begun

  • The Jimmy Castor Bunch
  • R&B/ソウル
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes