モトネタログ

日本語ラップのサンプリングネタを探し続けるブログ。

日本語ラップのサンプリングネタについて詳しく考察していくブログです。



OILVE OIL×ILL-BOSSTINO×B.I.G. JOE / MISSION POSSIBLE サンプリング 元ネタ

OILVE OIL×ILL-BOSSTINO×B.I.G. JOE / MISSION POSSIBLE (2010)

 

 

サンプルされた曲:

 Betty Everett / There'll come a time (1969) (サンプルは動画の0:00,0:21)


今回は最近めの曲のサンプリングを…(って言ってももう5年前の作品…)

MISSION POSSIBLEのトラックはもちろんOLIVE OILプロデュース。彼のトラックは他の日本語ラップのサンプリングされたトラックに比べるとジャズのテーストが多く含まれていて、サンプルされる曲もヒップホップファンが好む70年代のソウルやファンクのレアグルーヴよりももう少し前の世代の曲やジャズなどが多めだと思います。あともう一つの特徴としては複雑なドラムビーツ。彼の作品はなんか難解なモダンアートみたいな印象(もちろんわかりやすいものもいっぱいあるけれど)。

メインループに使われてるサンプルは元の曲のイントロ。おもしろい点としては大体のヒップホップサンプリングってスローテンポの元ネタの曲のピッチやテンポをあげてヒップホップのBPMやバイブスにあった感じにするけれど、これは逆にピッチを下げてます。

またVerseパートの後半の16小節から入ってくる「アーーーイ」の声もたぶん同じ曲からサンプリングしていると思います。元ネタの動画の21秒から入るクラーイっていうコーラスの声をピッチあげてサンプリングしたんじゃないかなぁ。

ビートはラウドなドラムが印象的。Verseパートの最初のドラムのキックインがverseの入り方としてすんごくかっこいい。

www.amazon.co.jp

Huggy Boy Intro, There'll Come a Time

Huggy Boy Intro, There'll Come a Time

  • Betty Everett
  • R&B/ソウル
  • ¥150
  • provided courtesy of iTunes