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モトネタログ

日本語ラップのサンプリングネタを探し続けるブログ。

日本語ラップのサンプリングネタについて詳しく考察していくブログです。



キングギドラ / 見まわそう サンプリング 元ネタ

キングギドラ 90年代 US 元ネタの旅 日本語ラップ Zeebra K Dub Shine

キングギドラ / 見まわそう (1995)

 

 サンプルされた曲: Bob James / Blue Lick (1979) (サンプルは動画の15秒から)

 

日本語ラップ90年代クラシックとして名高いキングギドラの1stアルバム 空からの力 (1995)。その中から僕が特に好きな曲、「見まわそう」のサンプルについて書いていきたいと思います。

 

メインループでサンプルされているのはBob JamesのBlue Lick。

Bob Jamesに関しては「下手したらJames Brownよりもヒップホップに貢献してんじゃねぇか説」を勝手に提唱したいぐらいに世界中のヒップホップのサンプルに楽曲が使われていてこの記事ではちょっと彼について書き切れないので彼とサンプルに使われた彼の曲についてはまた違う機会に書きたいと思います。

 

Blue Lickのサンプル箇所は主に見まわそうのHookの部分で使っていてVerse部分のベースラインはBlue Lick聴いても見つからなかったのでこの部分はもしかしたらサンプルではなくてこの曲のトラックメイカーのジブさんが打ち込んだんじゃないかなぁと思ってます。

Verseはビート+ベースを流して、サビにはサンプルを入れるというすごくシンプルな構造。でもこれってラップすることを前提に考えるとトラックがあまり目立ち過ぎずラップを邪魔することない上にトラックとしてもすごく聴きやすいんですごくいいトラックだと思います。

 

これに加えてK Dub Shineの2 Verse目の中盤(上の動画だと2:37秒)から後ろのほうでJoe CockerのWoman to Womanの有名なサンプルが音量抑えめで流れてくるんです。
ここでこれを持ってくるの?!って少し思うけどとてもいいアクセントになってると思います。


Joe Cocker / Woman To Woman (1972) (サンプルは動画の0:00から)

これもまたいろんなトラックに使われてる有名ネタ。有名どころは2pacのCalifornia Love(1996) のサンプルなど。 

 

あとは曲終盤のスクラッチ(動画の3:20秒から)で流れるライン

"It's not about a salary its all about reality" (たぶん意味合いとしては「俺のラップは金でできているのではなくて俺のリアリティでできているんだぜ!」)は1988年のBoogie Down ProductionsのBy All Mean Necessaryに収録されてるMy PhilosophyのKRS ONEのパンチラインから来ています。
NWAのGangsta GangstaのHookでも同じ場所が使われているので聞いたことある人は多いのではないんでしょうか?


Boogie Down Production / My Philosophy (1988) (サンプルは動画の3:40秒から)

 

こうやってトラックの構造を紐解いていくと細かいサンプルからトラックメイカーの趣味、好きなヒップホップがなんとなーくわかっておもしろいなぁと思いました。

見まわそう

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Blue Lick

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Woman to Woman

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